iPhone 5の不具合と問題

購入時の側面の傷とそれの傷の付きやすさ
発売当初から、購入したばかりなのに側面のアルミに凹みがある、色が剥げて下地が見えていることや、初めから傷があったなどの声が多数あり、ユーザーによって画像やレビューも多く公開された。問い合わせに対する、米アップル社公式の電子メールの回答では、「どのようなアルミ製品も使っているうちに傷が付いたりはがれたりして、元の素材の銀色が露出する。これは当然のことだ」としている。

iPhone 5用ケーブルがUSBポートから抜けなくなる不具合
iPhone 5に付属するLightning – USBケーブルのUSB端子の切り欠きの設計が、通常のものに比べ深く、これにパソコンのUSBポートのピンが深く入り込み抜けなくなるとのこと。アップルストア店舗に持ち込んで直してもらった人もいる。アップルケアサポートでは、この問題は認識しており、客の申し出によってケーブルの交換をしているとのこと。

緊急速報メールの問題
9月22日にソフトバンクモバイル版のiPhone 5のみエリア設定をLTEにしていた場合、気象庁が配信する緊急地震速報などの緊急速報メールが受信できないことが明らかになった。ソフトバンクモバイルはその事実を公式サイトで報告すると共に10月から一部地域で、12月には全国のエリアで対応できるようにするという方針を発表した。3Gのエリアでは発売当初から受信可能。au版ではLTE・CDMA双方のエリアで受信可能である

ソフトバンク「iPhone 5」緊急速報メール誤配信
ソフトバンクのiPhone5でSoftBank 4G LTEエリアの一部エリアで、スポーツ・芸能ニュースやおすすめコンテンツなどの情報が、緊急速報メールとして受信された。

これは、auのコンテンツをETWS方式で配信した結果、同じ方式で緊急速報に対応したソフトバンクのiPhone5でも受信したためである。ETWS方式はLTEの標準仕様の一つで、本来地震や津波といった情報を流すことだけを想定したもので、キャリアを問わず受信できるものである。今回のauのコンテンツは、auで契約している端末だけに受信されなければいけない。2011年、NTTドコモのXi端末でも同様の現象が起きており、au・ドコモ・ソフトバンクで協議をして緊急速報の情報内に緊急速報以外の情報であることを判別するフラグを設けた。

その後、ドコモの端末はフラグが含まれた情報は緊急速報でないと扱う制御を行なった。ソフトバンクでは当時LTEの対応が進んでいないせいか対応が後回しになっており、今回の事象が発生した。ソフトバンクでは2013年春までに対応を施す予定である。

KDDIでは今回の事を受けて、重要な情報以外はETWS方式で流すことを当面見合わせる。

カメラの不具合
4Sまでは内蔵されたカメラの赤外線カットフィルタを外したため、光源によるパープルフリンジの発生が問題になっている[20]。この問題に対しアップルは、パープルフリンジの発生は「正常」であり、アングルを変更するべきだと回答している。

電源ボタンの不具合
2013年3月以前に製造されたiPhone 5の電源ボタンが効かない、または断続的にしか効かなくなるという不具合があり、無償交換・修理対応を実施すると2014年4月29日にアップルが発表した。

IPhone 5. (2014, May 1). In Wikipedia. Retrieved 08:17, June 15, 2014, from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=IPhone_5&oldid=51521703